僕がインターネットを始めた、10年前ごろ。
「無料会員登録」と言ってもまだまだ敷居が高く、Yahoo!ジオシティーズやmsnのHotmailに登録するだけでも、ドキドキしていた気がします。
(僕が中学生だったということもあったとは思うけれど…)
今では、小・中学生でも結構平気でインターネットに触れているんですよね…。
これが“時代”というものか。
くろまうすです。
そんな今日、
[N] ネタリスト(2010/03/10 13:30)キム・ヨナの金メダルは欧米型マーケティングの典型例という記事を目にしまして。
気になったので、そこからリンクされていた
日経ビジネスオンラインの元記事を読んでみて。
次のページへ進もうかと思ったら「ここから先は、日経ビジネスオンライン会員の方だけがご覧いただけます。」と表示されました。
10年前の僕だったら「まぁいいや」でそのままタブを閉じておしまいだったと思うのですが、今は2010年。無料会員登録でビビるような時代でもあるまい。
なんてことを躊躇する兆しすら無く、サクッと登録して読みました。
第106回:キム・ヨナ選手の金メダルは欧米型マーケティングの典型例:日経ビジネスオンラインこの記事…読んでよかったと正直に思いました。
あまり引用しまくってしまうのは、会員登録者用のコンテンツとして良くないと思いますので、唐突で意味が分からないかもと思いますが、僕が一番グッときたところだけ、引用させていただきます。
浅田真央選手の後半の演技を見ていると、まるで神が憑依(ひょうい)したような表情をしていました。何かにつかれたような一心不乱状態から、とんでもないものが生まれることを私たち人間は経験的に知っています。そこには計算もなく、ただ外の世界に触れたいという願いだけ。それが現実になったとき、歴史が変わる。多分、そうして時代の問題が解決されていくのでしょう。
驚くほどの高得点を叩き出したキム・ヨナ選手と浅田真央選手の比較から、そもそもの手法・考え方の違いを解りやすく解説してくださっています。
その上で、その2者の違いから「点を勝ち得る(ゴール)ために適切な方法(手段)を選ぶ」というフレームワークと「新しく未知のもっと素晴らしい文化・価値の創造・実現のために、今までに無かろうとこうだ!と信じたことに挑み続ける」という人生観というか芸術論を語っていらっしゃるんです。
スポーツ・ビジネス・アートを横断して語られるこの内容は、とても美しく楽しい。
心底そう思いました。
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