大晦日ですね~っ。
どうも。
くろまうす会の議事ログで、実は“
その場のノリの冗談が継続中なのにちょっと勘違いしている人”のように紹介されてしまいました、
ザ・くろまうすです。
…若者をからかいやがってちくしょー。
そんな僕は実はとても真面目で律儀なので。
大晦日になって、
「そうだ、そういえばクリスマスの日のことをブログで報告しろって言われてたっけ」
と思い出し、あたふたしてしまったのでついつい更新してしまいます。
それはクリスマスの夜。
僕は池袋駅の西口あたりで、とある女の子と待ち合わせをしました。
でも…年末に加え
オフィス移転直前ということもあり、諸々もたもたしていた僕は、待ち合わせの時間までに仕事を終えられず…。
「ごめん!30分くらい遅れちゃいそう!」
というメールを送り、寒空の下、その子を待たせてしまったのでした。
なんとか仕事を終わらせ、待ち合わせ場所に走っていくと。
彼女は寒そうに手を息で温めながら、待っていてくれたのでした。
「待たせちゃってごめんね!」
そう言う僕に、
「大丈夫だよ。忙しいのに、私のほうこそゴメンね」
と、彼女は優しく微笑むのでした。
彼女の優しさが、僕の心を包み込むようでした。
「とりあえず、どこか入ろうか」
申し訳なさがこみ上げつつも、謝るのは後にしよう。
僕は内面でしどろもどろになりそうな自分を抑えつつ、彼女を近くの居酒屋へ誘ったのでした。
「寒かったぁ。あったかいもの食べたいね」
機嫌をちっとも損ねた様子を見せない彼女は、居酒屋の薄暗い照明に照らされながらコートを脱ぎます。
コートの下には、多分そんなに僕のことを意識したわけではなさそうな、けれど少しだけオシャレなジャケットを着ていました。
「なに食べる?」
そんな彼女につい見とれてしまっていた僕に、にっこりと微笑みかける彼女。
今日、一緒に居るのがこの子で良かった。
…ここには書けないような、些細でみっともない個人的な問題に悩んでばかりいた僕に、笑顔を思い出させてくれたのは彼女でした。
程よく2人でお酒を飲み。
もつ鍋をつつきました。
(…実は
前日ももつ鍋を食べていたのだけれど、それは秘密)
雰囲気も良く、ここがもっとオシャレなバーだったら、キザな台詞のひとつでも零せそうな頃合いになりました。
「今日、この後どうしようか。
僕と今から、
7泊3日する?」
僕は、意を決して誘いました。
すると彼女は、
「ナニ調子のっちゃってるの?
その場のノリの冗談でクリスマスを一緒に過ごしてあげてるのに。
あたし、そんな安い女じゃないんだけど」
キッパリでした。
僕は、吸いかけの煙草が終わらないうちに会計を済ませ、去っていく彼女のうしろ姿を、滲んだ視界の中見送ったのでした。
――おわり――
…ほとんどフィクション書いちゃったけど。
あぁもっと、
その場のノリの冗談じゃなくて、本気で恋愛がしたい。
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