毎日ラジオを聴いています。
主に
TBSラジオのJUNK枠が好きです。とても好きです。
ラジオっ子、
くろまうすです。
本日、2010年3月15日は、民放ラジオ業界にとって革新的な1日になるかも知れないのです。
数ヶ月前、大手民放ラジオ局が会員となって発足された“
IPサイマルラジオ協議会”が、IPサイマルラジオの試験配信開始を告知しました。
IPサイマルラジオ協議会は、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」の実用化試験配信を開始いたします。今回の試験配信は、独自コンテンツ、エリア制限なしという通常のインターネットラジオサービスとは異なり、在京民放ラジオ7局、在阪民放ラジオ6局の地上波ラジオ放送をCMも含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信するサイマルサービスです。
言葉はちょっと難しいのですが、要するに「今までコンポなど“ラジオ”で聴けていた音声番組を、インターネットを介してでほぼ同時・同様に放送してみよう」ということです。
(関連ニュース;
民放ラジオ13社、ネット同時送信へ 首都圏・関西)
そして、本日がその試験配信の開始日なのです。
(関連ニュース:
IPサイマルラジオ:難聴取解消、アクセス殺到で混乱)
今までも実験的に、ラジオの生放送をインターネット同時配信!など企画されたりもしていたのですが、著作権などの都合で“音楽・CM中は無音”など、微妙にその形を成立出来ないでいた「ラジオのネット配信」。
それがこのたび、試験的にですがなんとか“電波とネット両方とも同じもの”が流せるようになったようなのです。
これで単純に、電波状況的に「ウチはFM入らないからAM聴こう」とか「ウチはニッポン放送入らないから文化放送にしておこう」とかいう
電波の優劣を軽減出来るようになりそうです。
各界(インターネット業界とか、音楽業界とか色々)から、賛否両論あると思いますが。
インターネットというものはそもそもそういう概念をぶっ壊しつつ進化してきたサービスだと思いますので。
(タダで情報発信とか、無料で動画とか…)
ラジオがインターネットに参入するのは、むしろ遅かったとも思えますよね。
ラジオっ子としては、気持ち的に“PCディスプレイの前じゃなくて、あのアナログなラジオ機の前で聴く”のが好きなので、常用はしないと思いますが、今後の展開には注目しているのです。
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