フジテレビの
土曜プレミアムにて、先週は『
踊る大捜査線 THE MOVIE』、今週は『
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』をオンエアするなど、フジテレビは今まさに踊る大捜査線祭りと化しているようなので。
そんな波に乗るべく今日『
踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』を観てきました。
脚本:君塚良一、監督:本広克行の“本家・踊る大捜査線”が劇場シリーズとして公開されたのは約7年ぶりということで。
実際、どんなものになっているんだろうと思いながら観ましたが…とっても期待通りの娯楽大作に仕上がっていて、安心しました!
(長くなるので、追記に続きます)
ネタばれはしませんので、ご安心を。
冒頭から、細かなフェイクに次ぐフェイク、お約束の上にお約束を重ねてテンポよく「7年のブランク」を埋めてくれるカットの連続。
無駄な格好良さと小さなギャグを連発しながら、観ている側に丁寧に“湾岸署の現状”を自然と伝えてくれます。
そして、気づけば始まっている事件。
始まっているようで始まっていない大事件。
流れるようにトラブルが巻き起こり、青島刑事の目の前には壮大な“事件の大波”が押し寄せてくる。
しかし、全シーンにおいてもれなくぶちまかれる“シリーズ通しのネタ”が存分に味わえる余裕もあり、決して窮屈ではなくあくまでも「娯楽作品」に仕上がっているというところが、さすが君塚・本広コンビ。
また、パンフレットを買って帰ってから改めて気づくような小細工が満載で、本当に制作メンバー全員がこちょこちょと楽しみながら創り上げた作品なのだなぁと感じます。
観る前から「どうせ1回観たくらいじゃ網羅できないくらいのネタの応酬になっているのだろう」とは思っていたものの、本当にお腹いっぱいになるくらい、たっくさんのボーナスネタに埋め尽くされたような140分でした。
しいていえば、そんなボーナス満載な出来上がりなので。
踊る大捜査線シリーズを観ていればいるほど楽しめる、というのが事実だと思います。
ので「今まで踊る大捜査線シリーズを全然観たことがない」という人は、予習してから行くと、より細部まで楽しめると思いますよ。
細部まで組み立てられた特大の刑事コント(!?)。
“踊る友達”や“踊る恋人”と一緒に観れば、ひと晩中語り明かせるくらいネタの詰まった一作です。
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